週刊少年ジャンプ2020年26号を読んだので、感想を書いていきます。例のごとくネタバレ注意です。
『約束のネバーランド』
これもいよいよ終わりそうでつらいですね💦
ついに人間の世界。
かつてピーター・ラートリーが「人間の世界はお前たちが思っている以上に厄介だ。鬼はまだ可愛いものだ。人間の世界でやれるならやってみろ」
的なことで脅されていたので、どれほど酷い世界なのかと身構えてました。
異常気象、天災、疫病、経済危機、食糧難、そしてそんな状況なのに10年にも及ぶ世界大戦で、
ようやく過ちを悟った人類が国境をなくし、地球が一つの国として機能し、全人類が協力して生きている世界、とのことですが。
要するに天災と人災で後者は完全に自業自得な上にその人災がトドメとして世界は荒廃したわけですね。
しかもなんか我々のこの世界でも、一歩間違えれば現実になりそうなのがマジで怖い💦
特に疫病と経済危機。
これは既に現実に起きてますが💦
原作の白井カイウ先生、今回の話にどこまで今の新型コロナウイルスの世界情勢の影響があったのでしょうか。
それともコロナウイルスが感染拡大する前からこの展開は考えていたのでしょうか。
そうなると予言にも近いのですが💦
この現実世界では、お願いだから上記のようにならないことを切に願います💦
天災はどうしようないところがありますが、人災は人がしなければ起こらないのですから。
ただ、こういう現実に起こりそう(実際いくつか現実に起きてる)なことだから私は非常に怖くなりましたが、
ピーターが言っていた脅威がどれほどのものかと思えば、フィクションとしての観点からすると、
想像以上にマシな世界で安心しました。
私はてっきり鬼以上に同じ人間に対して命を脅かされる世界なのかと思っていたので(^_^;)
クライマックスと書いていたので、そう書いた以上は終わらさないといけないから、
これ以上人間の世界で問題だらけだと終わらせられないですしね💦
となると、やはり最後はエマの安否ですね。
ここまで来て、あれだけ過酷な世界で生きてきて、
主人公らしく一番苦労してそれでも健気に周りを助けてきたエマだけが助からなかったら、
きっとほぼ全ての読者さんからヘイトくらうと思うのでw(流石に言い過ぎかもですが)
まあ無事に助け出されて皆と再会してハッピーエンドが鉄板になりそうかな?
『呪術廻戦』
禪院パパだけ領域展開で連れてこられたかと思いきや、普通にナナミンと真希さんも連れてこられてたかw
前話のラストシーンは絶対禪院パパと一対一かと思ったw
しかし、必中の領域展開、文字通り「必ず当たる」のに、結構対策方法が豊富なんですね。
簡易領域で領域展開が防げるのも、実はまだ理屈がよく分かってないのに💦
でも今回の領域対策の理屈は分かりました。
必中効果が「当たる瞬間(というか触れる瞬間)」に反射のような速度でカウンターとして呪力を発動して必中効果を撃退するわけですね。
必ず当たる攻撃が、当たりはするけどダメージが入る前に凄まじい速度でその攻撃を撃破して守るわけです。
『ハンターハンター』のキルアが、キメラアント編でのオロソ兄妹に対してやった対策に近いかな。
ダーツ攻撃(対象に触れるまで念の魚であるダーツが見えない)に対して、触れた瞬間に円の応用で反射するかのような速度で、ダメージが入る前に掴んだアレですね。
禪院パパの凄さが改めてこれで分かるわけですが、そのまま禪院パパのターンかと思ったのですが、
ナナミンもパパもいきなりボロクソにやられる。まあ絶対無事でしょうが。
そして最後に恵が登場してまさかの真希さんのターンで締めw
恐らく禪院パパの術式解説もあるでしょうし、おいしいところは禪院パパが持っていくのしょう。
でも真希さんも今回のメンバーの中で「一番弱い」という屈辱的なことを言われて、黙っていられるわけがないですよね。
真希さんが活躍する(あるいはピンチの)時こそ乙骨くん登場には良いと思うんですけどどうでしょう?w
まあでも今回は、その役割は禪院パパか(^_^;)
『アンデットアンラック』
VSヴィクトールが決着ですね。
否定者同士のカオスな戦いで、戦闘向きな否定能力ではない風子が、それでもアンディのために奮闘する姿がヤバイですね!
アンディが多重人格者(あるいは二重人格かな?)で、ヴィクトールがオリジナル(つまり元々の人格?)なのはΣ(゚Д゚)しましたが。
それでも、風子にとってはアンディこそが紛れもない本物なんだと、そう言ってるかのような行動には涙を誘います。
あの傷はそこに別人格(今回はアンディでしたが、アンディになってる時はヴィクトールがそこにいたのか?)を閉じ込めるためのものだったのかな?
カードも関係あるみたいだし、傷とカードで人格が変わるのか、カードに人格が封じてあるのか。
多重人格の仕組みの伏線回収も楽しみですね♪
そしてやはり、最初はあれほど嫌っていたアンディのために、
特大の不運を起こすために一瞬だけアンディの人格を呼び起こし、
そしてアンディはアンディで特大の不幸を呼び寄せるためとはいえ、熱いキスという最強のカードを切ったのもヤバいw
しかも、状況とアンディの嬉しそうな表情から、決して不幸を呼び寄せるためだけではない行動なのもヤバい!
これだけおかしな世界観とおかしな能力者だらけな世界なのに、ここまで尊い想いを見せてもらえるとは思いませんでした♪
『魔女の守人』
後述の『AGRAVITY BOYS 』と並ぶ打ち切り候補ですね💦
どっちも終わってほしくないなあ💦
せっかく、ようやく話が動き出して、
悲しい宿命を背負った魔女を守るという、ようやく本来の意味通りの、文字通りタイトル回収をしまくってる「魔女の守人」なのに。
ジャンプの打ち切りの早さは本当に何とかならないものか💦
というかジャンプ黄金期に比べたら格段に連載陣のレベルが落ちてるから、掲載順=面白い順ではなくなってる気がします。
いや≒かな。
でも言いたいのは、あくまで私個人が思うことですが、
「最初の方に掲載されてる漫画と面白さに物凄く差があるわけではない」ということ。
もちろん今回も掲載順自体は私も大体納得する順位でしたが。
でも昔の黄金期は最初と最後に掲載されてる漫画の差が歴然だったのです。
でも今は全体的に平均レベルが下がっているわけです。
つまり言えることは、
『魔女の守人』と『AGRAVITY BOYS』以外が打ち切られる可能性も十分あるということです。
まあ他の連載漫画もそれは条件が同じですし、他の漫画も好きなので、結局どれかが打ち切られることに変わりなくていずれにせよ残念な未来は待ってるわけですが💦
でも、それでもやはり『AGRAVITY BOYS』共々、頑張ってほしいですね。
そして感想ですが、敵対する魔女と魔女の騎士との共闘。
ベタであり、色んな作品で散々見た展開ではあります。
でも、ベタでも感動するし面白いのです。
往年のネタがなぜ今でも変わらず使われるか。
それは上記の私の感想通りですよね♪
しかも同じ魔女の騎士の役割で、敵側のクロードも、やはり本音は魔女を守りたかった。
本当の意味でタイトル通り「魔女の守人」になりたかった。
大切な人を最期に殺す役割という重たすぎる宿命に、ニコニコして従えるわけがないのですから。
「――――…何だ。どうして… こうなった…? なんでお前たちがスピカを守っている? それは俺がやるべきことのハズなのに――――――‼」
からの共闘、
「お前を守ることだ」を一番守るべきルールだと告げた後の、スピカの涙。
もうこれだけで本当にヤヴァイ!
マナスファ共々、あの魔女と騎士のコンビも生きて、幸せになってほしいなと心から思いました。
『AGRAVITY BOYS』
これも打ち切られてほしくないけど、掲載順が最後💦
なんとか切り抜けてほしいです。
これの魅力は、画力凄まじいのに女の子のネームドがほぼ登場せず、ネタに走るところw
確かこの記事でもちょっと語っているので、良ければどうぞw
今回は高次存在という、文字通り人間より高次で、
人外で人語を理解し、テレパシーのようなものであっても人語を話す謎の存在で、それでも主人公たちをからかったり嫌がらせをすることに喜びを感じる真正のドSが、
まさかのツッコミに回るwww
高次存在さん――通称がまず「コージ」で定着したんですね?w――が、
似てるけどコージを知ってる者達からすれば偽物とバレバレな見た目の「コージ(偽)」に、コージのポジションを奪われるという回w
しかもサガを始め、一発で偽物と分かる見た目なのに誰も偽物と気づいていないw
そのことにコージさんが不満を募らせ、ツッコミしまくるという面白さw
サガ
「そういえばコージ。ちょっとシュッとした?」
コージ(偽)
「ちょい夏に本気出して――――」
コージ
「シュッとしたとかそういうレベルではないくらい変わっているだろうが」
普段散々嫌がらせしてきたから、そもそも存在がボケのようなものなのに、コージさんツッコミもできたんですねw
実はコーヒー好きで、コージのために渋みも苦さも調整されたブレンドで出されているコーヒーを、
コージの立場を利用して飲んだのにダメ出ししまくるコージ(偽)w
しまいには…ゲラルトの飲んでいるものを指し、
コージ(偽)
「そっちのコーラもらってもいいスか?」
コージ
「●すぞ貴様」
爆笑しましたw
こういう高次で人外な者も↑のように間違えられて落ち込むこともあると新鮮でしたし、
そのコージさんがツッコミしまくることに笑いが止まりませんでしたw
そして、↑のようにアレだけ怒ったということは、コージさんもなんだかんだでサガ達4人を気に入ってるんだなとホッコリしました♪
オチも爆笑www